木造２階建て専用住宅
黒い外壁と天然木の融合したシックな家

琵琶湖にほど近く、水脈豊かな田舎町。
実家の向かいで倉庫用地として活用しておられた土地に家を建てたい。そんなところから家づくりがスタート致しました。
丁度そのころはいわゆるウッドショックの始まり。
木材の価格がこれまで経験したことがないくらい高騰して、予算内に家が建てられるのか？という不安が付きまといます。
更に追い打ちをかけるように今度は、世界的な半導体不足による住宅設備機器の欠品。
今までの常識が全く通用しないなか、施主様の協力もあり無事に完成致しました。
とにかくかっこいい感じが好きなご主人。そしてナチュラルな雰囲気が好きな奥様。
一見相反するような感じですが、木の感じが好きというところは一致しました。
ＬＤＫや玄関はウォールナット、洗面室や子供部屋はオークを使用。少し違うテイストにも思いますが、
部屋や階で変えることで違和感なく絶妙なバランスで繋がっております。
そして今回の設計の中でも一番工夫した、大容量の下屋収納。片流れの緩い勾配屋根のシャープな外観を保ちつつ空間を最大限に活かした収納部屋。
２階のホールからアクセスできる動線は、家族の荷物の出し入れにとても便利です。